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2010年05月02日    コメント ( 3 )

Felderの機械に共通する特徴

いよいよ後戻りしようがない状態に追い込まれました。やっぱり止めたとは、とてもじゃないけど言えそうにありません(笑)。家具作りをするための機械が届いたからです。

これらを使えるように早く工房としての形を整えなければなりません。

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Felder(日本代理店ホルツテクニカ社)の工作機械たちの構造を把握するために観察してみることにします。まずは外観のディテールから。

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おっと、これは一緒に届いたFELDERフェルダーのジャケットのディテール。結構良い物で気に入ったのですが、カズエに取られました。

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まず、どの機械にも共通することとして、「作業時の操作部位がすぐに分かる」という点が挙げられると思います。

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表示は至ってシンプル。

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説明書が無かったとしても、かなりの情報がここから分かります(特にこの機械は、事前の情報が重要)。

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逆にこちらは何も表示無し。これ以上は省きようがないというほど単純。しかし、緑がスタートで、赤が停止だということはすぐに分かります。そして、先ほどまでの機械でも共通している大事な点は、

停止ボタンは、叩くだけでよい」ということ。

スタートボタンは指先で意識的に押さないとならない形状ですが、停止操作は手のひらでポンッと押せば済むようになっています。摘んで回したり、しゃがんでスイッチにアクセスする必要はありません。

ヨーロッパの機械でいつも感心することに、「起動は一手間かかるが、停止は瞬時」という考え方があります。非常に単純ですが、理に適っています。緊急停止させたい時に、簡単にストップできるということは大きな利点にもなるでしょうね。


 
 

コメント

いよいよ形が立ち上がりつつある様ですね。着々と、流れも早くなるんだろうなぁ。
「後戻りしようがない」というのは、何となく分かる気がします。
搬入の時とか荷解きとかはテンション上がるけれど、一呼吸して落ち着いてみると、さぁすごい事になってきたぞ、的な感じでしょうか。でも、楽しむネタは満載ですね。

フールプルーフというか、危険を伴うものには安全性の確保を原則に、できるだけ言語無しでも直感的に操作できるデザインを、という点は確かにしっかりしていますね。それをできるだけシンプルに定義して完成させる、という点も凄いと思います。
そうする事で、時間も越えられる事もありますね。そういう、普遍性みたいな方向をみるのは好きなのですが、なかなか実現するのは難しいもので…100年後も大切に使われる家具をどんどんつくれると良いですね。

投稿者 ts


素人には、チンプンカンプンなのですが、この機械はこだわりの一品なのでしょうね。。。なんか、すごいです。イクルさんの意気込み感じます。応援しています!

投稿者 シンジ


tsさん
はい、良い意味でのスリル満点です(笑)。

そうですね、見ただけでも使い方を想像できる構造というのは大事だと思います。

シンジさん
はい、一応こだわってはいます。次は形にしないといけませんけどね。
応援ありがとうございます

投稿者 いくる


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