木もれ日輝く那須の森

2012年09月23日 コメント (0)

フェスツールのDomino XL

随分と更新が減ってしまっているので、今回は写真いっぱい。木工好きの方向けの内容です。

昨年暮れ、Festool社から新型のドミノ DF700XLが発表されました。それまでのDF500の新型ではなく、ラインナップを拡充する兄弟機です。興味ある方が多いと思いますので、今回はこれを紹介します。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

面取り盤で使う大型のカッターを導入して、大きい枘(ほぞ)を作ろうと考えていたところ、こちらの方が汎用性が遙かに高く、使用方法も簡単で安全なので、こちらを選択しました。

ついでに費用も抑えられますので、良い事尽くめです。

あと、ドミノは精度と強度が出せないという評価を聞く事がありますが、正しく扱えば精度もきっちり出ますし、下手なほぞよりずっと高い強度を確保できます。要は使い方次第。

そして、抜群に速く加工が完了します。これは大きい。捨て材を用意してテストを繰り返さずとも、一発で完了です。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

ドミノ兄弟を並べてみると、こんな感じ。奥がこれまでのDF500で、手前がDF700。駆動部が大きいので、寸法以上に大きさを感じます。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

DF500と比べて、各部の作りがさらにしっかりとしています。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

理由は簡単。DF500が、4,5,6,8,10mmの刃物径だったのに対し、DF700は8,10,12,14mmと大きな径の刃物を使うようになったからです。さらに最大切削深さが、これまでの2.5倍となりました。

それに耐えうる強度、精度を保つ安定感があります。

この刃が回転しながら、左右に頭を振って横長の穴を加工します。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

試し掘りとして、柔らかい杉材を持ってきました。とりあえず、こんな形にしましょうか。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

まずは対になる位置に線を引きます。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

切削深さは事前に二種類までプリセット可能。なくても良いけど、これは助かります。画像とはちがうけど、60と40mmにしました。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

線に合わせて加工。深さ60mmです。刃物径は12mm。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

ドミノチップの長さは100mm弱なので、相手側には深さ40mmで加工します。

刃を深くまで押し込んで抜き出すので、材の固定や、加工時の動作次第では、刃がぶれて精度を落とすというリスクが増しますが、想像以上の安定感。DF500よりもホールドしやすい気がします。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

差し込んで完了。接着無しでもかなりの強度があります。手で抜き取るのも難しい。接着すればもうガッチリです。

この写真では、罫書き線に対して、二つとも僅かですが、同じ量のズレが生じています。こんな時には目盛を微調整しておけば、今後も安心。

杉よりもずっと硬いカエデ材でも、同じ感覚で加工を行えます。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

もっと幅広の板で、さらに強度を持たせたい時には、枘穴を並べて加工します。罫書き線を足す必要はありません。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

前面下部に収納されているガイドピンを使う事で、等間隔の連続加工が容易に行えます。ものすごく便利。

褒めてばっかりだけど、気付いたマイナス点も紹介しましょう。

精度を高く保つためには、集塵機と接続し、加工と同時の集塵が必須です。フェスツールの他機種では、抜群の集塵力を実感していますが、これだけの深さを加工すると、さすがに集塵しきれないようで、削りかすが残ります。とはいっても、量は僅かで先端の数ミリ分かな。切削屑はかなり細かい粉になっていますので、簡単に排出できます。

もう一つ。
切削深さが増したので、材料を貫通してしまうリスクが大きくなっています。どの機械でもそうですが、万全の準備と設定確認が重要です。


悩んでいる方には、強くお勧めしたいです。DF500の機能強化版ではありませんが、活躍してくれると思います。


〈 海外の電動工具に興味のある方へ 〉 2012年9月

頻繁にフェスツールの電動工具購入について、問い合わせを頂いています。

・国内価格が高いことや、そもそも選べる機種がかなり少ない
・本体の値下げがあっても、消耗品やアクセサリーが非常に高価
・海外からも購入できないで困っている。(例)アメリカの店が日本へ向けて発送してくれない
・日本のクレジットカードで決済もできなかったり、英語でのやり取りが心配だ
・どうやって購入するのか教えて欲しい

主にこのような内容です。毎回お答えするのがけっこう大変ですので、この場に記述しておきます。

私なりに幾つかの購入先を確保していますが、残念ながら内容はお知らせできません。ただし、消耗品など、注文はよくしていますので、ご希望でしたら一緒に購入してしまう事は可能です。

当然ながら、現地価格そのままでは手に入りませんが、悪くはない額におさまると思います。例えば、このドミノXL単体だと送料(これが一番かさむ)や税金など諸々含めて14万円弱くらい、ドミノDF500だと10万円ちょっとかなあ(その時々の為替レートでかわります。今は1ドル80円台)。その他の道具なども含め、ご興味がありましたら、こちらからお問い合わせ下さい。注:大型機械は手に負えませんので扱えません。

 



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