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第8回 カペラゴーデンに合格!準備開始。

 2000年の冬、カペラゴーデン木工科へ入学希望の面接後、帰国し、願書を書き上げて、郵送しました。あとは結果を待つのみです。正直なところ、合格したらラッキー♪くらいに考えていました。なぜならばその時点で既に1年生と3年生に日本人が在籍していて、連続で日本人が入学したことは今まではありませんでした。さらに木工科は3学年全てを合わせても16人くらいという小さな所帯で、聞いた話では倍率はかなり高いそうで狭き門だと思いました。

 ダメだったらどうするのかをあまり考えないまま、春になりました。5月の始め頃には結果が分かると言われていたのですが、音沙汰無くダメかなあと思い始めていたある日、帰宅すると卓上に薄っぺらの封書が!

 ドキドキしつつも開封し、一枚の紙を取り出し中身を読んでみました。が、単語がいまひとつ分からず、すぐには結果が判明しませんでした(笑)落ち着いて読んでみると、"あなたをカペラゴーデンに受け入れます"の文が!

 受かってしまいました。

 両親からも祝われましたが、その日の夕食は普通でした(笑)。スウェーデンへ行くことを快く了承してくれたことはうれしかったです。父がやはり若い頃にドイツに行っていたことも理解してくれる一因かなと感じました。
 
 さて、よくよく通知を読んでみると半期分の授業料を納める期限がすでに手紙の届いた前日だったのです。急いでメールを出し、後日に振り込みました。

 次に必要なことはスウェーデン滞在ビザの取得です。東京にあるスウェーデン大使館へ連絡をすると東京近郊に住んでいる人には郵送は受け付けていないとのことで直接、申請書を受け取りに行きました。英語の申請書と書き方が詳しく書いてある英語の説明書が付属していました。2、3日かけて辞書を片手に書き上げました。

 スウェーデンでの学業の終了後にどうするかという項目があるのですが、ここでは違う考えを持っていたとしても"すぐに日本に帰ります"と書くのが賢明だと噂で聞きました。働く意志を持っていることを書くとビザ発行が遅れかねないそうです。この辺はEUの住民ではない日本人のとても不利な点でしょう。

 ふたたび提出の為に大使館へ出向き、内容と必要書類をチェックしてもらい、いくつか修正後、受け取ってもらえました。パスポートも預け、最高に長いと2ヶ月くらいはビザ発行にかかると思いますと言われ、これは気長に待たないといけないなと覚悟をしました。

 が、なんとたった2週間で連絡があり、ビザを入手することができました。パスポート内にビザのシールが張ってあり、期間は1年間でした。毎年、延長をしなければいけないそうです。2週間で入手できたのは本当に幸運でした。かなり待たされたという話をよく聞くので驚きでした。

 カペラゴーデンの新学期開始までまだ2ヶ月もある夏の始めでした。

パスポートに貼り付けてあるビザ。