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2010年03月31日    コメント ( 3 )

書斎机も作った

展示会に出品するために椅子を作ったわけですが、それだけだと寂しいと思い、平行してデスクも作ることにしました。食卓ではなくて、書斎机。これから仕事を始めるにあたって、最初に必要になりそうなのが、事務机でしょう。

軽い椅子に合わせて、机も軽くなる様に作りました。どうしても厚さが必要になる無垢材ではなく、合板を用いています。安っぽく作るのではなく(合板というと、安物と思われやすい)、どうせなら最高級の作り方でいきます。

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合板の芯材から作る方は、なかなかいないと思います。手間はかかりますが、綺麗な物を作るには疎かに出来ません。

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ここでも大活躍だったのが、バキュームプレス。布団圧縮機の強力版と思ってください。テープが貼ってあるところは、空気漏れがあった部位。

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表面材の準備。これはかなり面倒だけど、机の表情を決める大事な工程です。

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接着準備が整いました。薄い板なので、失敗は出来ません。時々、油断してしまい、パキッ!と割ってしまったりするんです。そうなるともうパニックです(笑)。

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プレスが始まれば、あとは大人しく待つのみ。

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縁を接着し、下地を整えて、塗装直前の状態。右奥には机の脚が見えています。

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それまではやや白っぽく綺麗ではなかった表面が、オイル + ワックスを塗り始めた途端に見違えました。僕はいつも、「木が化ける」と言っていますが、この瞬間が大好きです。僕好みの仕上げ方は、最高に滑らかな表面 + 品のある艶。でも、テカテカになっては困るので、ちょっと手をかけています。ちなみに材は、アメリカンチェリー。

最後の表面仕上げは、展示会場への搬入後(会期前日)に行いました(笑)。


 
 

コメント

家具を仕上げるには、やはり丁寧さが必要なんですね。
頭を使うけど、やはり手が起用でなくてはできないんですね。

投稿者 シンジ


…そういえば、机は広さの割にぼってりしていなかった。成る程。
滑らかな表面、確かにそうですが、単にすべすべなだけではなくて手に馴染むというか、優しい手触りという印象が強いです。
デスクマットを敷くのも勿体ないし、こういう机の上では、カッターナイフとか使えないな…

投稿者 ts


シンジさん
丁寧さも必要ですが、それで動きが遅くなると本末転倒です。トラブルが起きても素早く対処できるようにしていると良いかも。

tsさん
あはは、さすがにカッターは避けていただきたいです(笑)。でも、それ以外なら、特に気にせずにお使いいただければとも思います。

投稿者 いくる


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