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2011年12月13日    コメント ( 2 )

細かい部分にこだわって作ってみる

先日、机の天板を作っているところを子供たちに再現してもらいましたが、どんな机になるのか、ちょっとだけご覧ください。フェイスブックには数日前から載せていた分ですが、すこし説明を加えます。

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これは試作。幾つも初めてのテクニックがあったので、ちょっと試してみる必要がありました。綺麗な材を取るために、かなり多めに製材。その中から外れ扱いにされた材を使っています。外れとはいっても強度に問題はなく、十分に使えます。ただし、ちょっと汚いところなどがあるので売り物にはなりにくいんです。

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天板は、合板の中身から作っています。厚さまで全て自分でコントロールできるのが魅力。無垢の材を使うよりも手間がかかっていると言っても過言ではありません。薄く作っても、反りや割れのリスクがほとんど無いのが大きな利点。木繊維が交差しているので頑丈です。

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天板の縁は、ひとつずつ接着します。

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これはちょっと時間がかかるのだけど、ピシッと合わせます。

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天板の板よりほんの少しだけ厚くしてある縁を、鉋で合わせる。

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ここまで狙ったわけではなかったけど、木目も合わせる。

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こちらは脚になる部品。強度確保を兼ねた、綺麗なライン。

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面を合わせることにしたので、ものすごく手間がかかる事になったけど、綺麗にできそうです。


 
 

コメント

ん?最初と最後のコマは違うもの?完成品と一歩手前、ですか?
最初のコマの、天板が浮いて見える様な、天板の下に溝?をつくってある様なデザインに不思議な魅力を感じます。伝統的なものなんでしょうか。
地道な練習というかテストと言うか、積み重ねは大切ですねぇ…

投稿者 ts


tsさん
さすが、するどい!最初の一枚の方が、最後の写真より後の状態です。そう、この溝が重要なんですよ。伝統的かは分かりませんが、よく使われるテクニックの一つです。

投稿者 いくる


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