これまでに頂いた中で、問い合わせが多かったご質問をまとめました。

 

「私もスウェーデンで家具の勉強をしたいです。ちなみに経験はありません。」

「スウェーデンで家具作りになることを決めました。まだ経験はありませんが、やる気はあります。」

 

一番良く頂くご質問です。

要約すると、”経験は無いけれども、留学したい”という事ですね。

私の答えは。。。

あなたがよほどの天性の才を持っているのでなければ、いきなり外国へ行くのは絶対に止めるべき。

物作りを学ぶ事は、語学を学ぶのとは大きな差があります。まずは物作りの大変さを、日本にいる間に知ってから考えるべきです。

家具でも陶芸作品でも、ショールームに並んでいる物を見れば、素敵だし、良いことばかり夢想してしまいますが、実際は何時間、何日、場合によっては何ヶ月もかけて、たった一人の世界の中で、地道に超地味な作業を、根気よく続けるのが現実です。それが出来るかを判断することは特に重要です。我慢強いから大丈夫!なんてレベルではなく、むしろ夢中になって時間を忘れられるくらい、その世界に没頭できるくらいじゃないと、大したことは出来ないでしょう。

最低1年は、物作りを経験した方が良いと思います。あなたが秘めた天性の才をお持ちならば、なんとかこなせるかもしれませんが、もうちょっと考えてみる時間はあるはずです。 手に小さな怪我をすることなんて日常です。爪の中が真っ黒になる(笑)のを嫌がっているようではやっていけません。

 

「私も外国で勉強したいです。でも、英語はほとんど出来ませんが大丈夫ですか?」

 

なんてチャレンジャーな質問(笑)だと思いますが、スウェーデンに来れば基本的に、全てがスウェーデン語もしくは英語となります。

少なくとも、語学に自信がないなら、説明や、手本を見ただけで理解できる実力(要するに家具作りの経験)があった方が良いでしょう。もしくは、家具製作の知識が少なくても、ばっちり会話および理解できる語学力を持ちましょう。どちらも欠けているようでは、どこへ行っても、毎回かなり苦労しますし、時間の無駄です。

でもですね、時々、会話力も、経験もそれほど無いのに、楽勝で皆の中に溶け込んで日々を楽しめてしまう人がいるんです。やっぱり才能(残念ながら、私にはこういう物は無いようです)なのかなーと愕然としてみたりもします(笑)。 逆に、言葉などは全く問題なくても、人付き合いが全然ダメとか、即日ホームシックという場合もありえますね。

 

「カペラゴーデン(もしくはスウェーデン)こそが、私の求めていた場所だと感じました」

 

私のブログ内の記事や、JDNレポート、さらには様々な雑誌に掲載された記事の影響は非常に大きいようです。あれを見てしまったら、誰だって夢を持ってしまうでしょう。しかし、私はあえてマイナスのイメージを持つ事は書かないようにしています。もちろん、学校生活バラ色なんて事も書いていませんが、不満や愚痴を書いても、読んでいる方は面白くないですし、私自身もそういう事を書きたいとは思っていません。

カペラゴーデンの自由な校風に憧れる方が多いと思いますが、日本の学校と大きく違う点として、以下のような事柄が挙げられます。
-常に意見を求められる
-自分で率先して活動すること
-作る物も自分で判断して決める
間違っても、課題をボーッと待っているようでは、何も始まりません。サマーコースでさえそうだと思って下さい。

留学前はやる気満々でも、現地で生活し始めると大抵は色々な点で壁に突き当たります。そういう事が(ほぼ確実に)起こりえる事を、考え、対処していく力はある意味、作品製作よりずっと重要です。これこそが留学生活の一番の糧になる物です。

 

「まずはじめにカペラゴーデンのサマーコースに行ってみようと思います」

 

これは正しい選択肢だと思います。サマーコースは木工経験を問いませんので、外国人のいる中での生活、物作りを一日中やることが自分に向いているかを知る良い機会になると思います。いきなり全て(ちょっと大げさですね)を捨てて外国へ行き、ついて行けなくて挫折、お金や時間を無駄にして帰ってくるよりは遙かに有用です。ただし、サマーコースはあくまでも、短期の体験コースだということも忘れないで下さい。

 

「カペラゴーデンへ見学に行きたいです。」

ここ数年、色々なメディアで紹介され、見学者やサマーコースへの参加希望者が増えています。しかし、アポ無しでの訪問は学校関係者や、生徒の皆さんへの迷惑になりますので、絶対に止めて下さい。

冗談ではなく、以下のような話は枚挙にいとまがないのです。
-真冬の雪の中、しかも学校が休みの日曜日にバックパックを担いで現れた日本人。
-泊まる場所も決めないまま現れた日本人。
- 課題製作中の生徒さんが、作業を休まないとならない状況にされてしまった。

カペラゴーデンは都市にある学校とは全く違います。
-気軽に歩ける距離に飛び込みで泊まれる宿はありません。
-土日は基本的に休みです。
-基本的に校内は開放されていません。

 

「日本で家具工房で働いています。 本場で働きたいのですがお勧めの会社とかはありますか?」

 

厳しいようですが、スバリ書きます。
こちらではEU国籍でない者が働く事は、非常に難しいというのが現状です。雇用すると言ってもらえたとしても、労働ビザが下りなかったという話は珍しいことではありません。

家具職人などは全世界に山のようにいます。それなのに、素性の知らない、実力も不明、言葉がうまく通じるかも分からない外国人を雇おうと考える奇特な工房は、かなり限られるでしょう。外国人(非EU人)を雇うことで、EU人の家具職人が職を得る機会を奪う事にもなりますし、補助金やら保障などの点でもおそらく雇い主には不利益が生じます。当然ながら、移民局(入国管理)はビザの発給をかなり厳しくしています。

よって、あなたが余程恵まれた運を持っていて、ずば抜けた実力、仕事に全く支障のない会話力などを持ち、且つ、それでも雇いたいと思ってくれる人を見つけることが出来ない限り、いきなり働かせてもらおうということは無茶でしょう。

最初は学生として勉強しながら、コンタクト先を探したりするのが、現在考えられる最善の策だと思います。

ただし、あなたがヨーロッパの国籍(私はドイツ生まれですが、国籍は日本です)を持っていたり、ヨーロッパ人と結婚しているようでしたら、幾分は楽になるはずです。

 

 

スウェーデン留学中にアルバイトはできますか?

 

もしあなたが日本人で学生としての身分による滞在ビザでスウェーデンに住んでいるのでしたら無理です。最悪の場合は強制送還されかねません。フルタイムの大学生の場合(カペラゴーデンは大学ではありません)は就労許可もおりるようですが、休暇中以外は働いている暇は無いと思います。

もし、ヨーロッパ諸国の国籍を持っているのでしたら、問題なく働く事が出来ます。

 

 

 

「家族も子供もいて、学生なのにどうやって生活しているのですか?私も家族持ちですが、留学をしてみたいので、とても気になります。」

 

これは答える必要は無いかもしれませんが、本当に良くある質問ですので、ここに記しておきます。

もちろん私も当初は、典型的な日本人留学生と同じく、両親からの補助を受けていました。しかし、滞在も延び、結婚し、子供まで持つようになった今は、なんとか自活できるようになっています。

まず、大変助かるのがスウェーデンの公共福祉システム。育児手当や、育児休業手当(私の場合ならば、休学手当)が日本とは比べものにならないくらい充実しています。スウェーデンでは子持ちの大学生なんて、けっして珍しくありません。当然ながらそれに見合うだけの税金(消費税に相当する付加価値税25パーセント。所得税なら収入の半分とか)を納めているからこそ、得られる物でもあります。

ネット上の執筆業や、時々お話を頂く雑誌取材のお手伝いなども生活費の足しになっています。また、ヤフオク出品をし、お小遣い稼ぎ(もちろんスウェーデンでの申告義務が生じます)もしています。これらがあれば、贅沢は出来ないまでも、生活をしていくことができるわけです。

ブログを書くのは趣味的要素も大きいですが、目的はそれだけではありません。以前からカメラで遊びまくっていますが、遊ぶことだけが目的ではありません。スウェーデンでノンビリしているように見えるかもしれませんが、どれも無駄にならないようにしています。やることが多いので、かなり大変ですが、これらの経験は将来確実に役立つことばかりだと考えています。

 

家族4人でスウェーデンで生活することになりました。生活費はどれくらいかかるのでしょうか。

 

生活費は本人次第でどうにでもなると思います。

もし、日本と全く同じ生活水準を維持したいのでしたら、確実に費用は増えるでしょう。逆にタバコ(僕は吸いませんが)、酒、ジュースや、お菓子など無くても平気な物を全てカットすれば随分と節約になりますよね。車を所有するかどうかも大きな違いです。

私がストックホルムで大学(マルムステンCTD)に通う為に、私と妻、息子(0歳の時)の3人家族スウェーデン滞在ビザを申請した際には、移民局から経済的裏付け(要するに一円も稼がなくても生活出来る証拠)を求められ、自身の銀行口座でも、パトロン、スポンサーなどでも良いから3年間で最低600万円を生活費として用意でき、就労目的では無いことを証明する必要がありました。滞在ビザ申請の度に求められる必須事項です。

子供の養育費(子供二人なら約4万円/月→今はレートが低いので日本円にすると3万円弱)は国から支給されますので助かりますが、入国してすぐでは支給対象にならないので注意が必要です。詳しくは大使館へ直接問い合わせるのが確実かつ適当だと思います。

 

 

 

ヨーロッパにある芸術系の学校を教えてください。

 

各国の大使館へお問い合わせ下さい。

 

 

 

サマーコース(もしくは本科)へ申込書を提出しました。届いているか不安です。聞いてもらえませんか?

 

僕は日本の方の為の連絡窓口ではありません。もし気になるようでしたら直接カペラゴーデンへ問い合わせてください。

 

 

 

願書の提出をしようと思うのですが英語が出来ないので説明文を書けません。日本語を送りますので訳してください。

 

この質問を頂いた時には、正直驚きました。

お断りいたします。留学を少しでも考えているのでしたら、辞書を片手に自力でやるべきです。

 

 

サマーコースでも受講を断られる場合があるのですか?

 

もちろんあり得ます。サマーコースも本科と同じく各科内に様々な者が入れるように選択されますので、志願者が多ければ参加できない可能性があります。

 

 

 

イクルさんはドイツ生まれだそうですが、ドイツ語を話せるのですか?

 

ドイツには2歳くらいまでの滞在だったので記憶は全くありません。 ほとんど話せませんが、青山にあるゲーテ・インスティトゥートで一年間ドイツ語の勉強をした事がありますので少しは分かります。

 

 

 

リンクを張らせていただきたいのですがよろしいですか?相互リンクもして頂けると嬉しいです。

 

リンクはもちろんOKです。私の許可は必要ありませんので、ご自由にどうぞ。相互リンクは現在は全く考えておりません。

 

素敵な写真やサイトですが、イクルさんはどこでコンピュータのことを学ばれたんですか?

 

全て独学です。この手のことは結構好きですので、楽しめています。

 

 

 

どの様なシステムでこのサイトを構築されているのでしょうか?

 

当サイトはドリ一ムウィーバで制作しています。ブログはMovableTypeを使用しています。3G分のサーバースペースを所持しています。

 

 

著作権について

 

私のサイト内の全ての文章、写真の無断使用および改変は禁じます。必ず事前にお知らせ下さい。過去に何度か無断使用が発覚した事例があります。