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第4回 カペラゴーデンでのサマーコースに参加

 1999年のサマーコースが始まりました。3週間の木工のコースに参加したのですが、陶芸と織物のコースもありました。初日は他のコースと共同で小さなグループに分かれての一日課題でした。小さな世界を表現するというような課題だったと思います。

木工コースの朝の講義中です。

 翌日からは各コースが始まりました。木工科ではまず森に行って木の枝を切り、それを使って椅子を作るという課題が出ました。他にスプーンやお盆を作ることもサマーコースでの課題でした。これらは僕にとって初めての生の木からの製作で、大量に水を含んでいる木はとても柔らかいものでした。刃物で簡単に加工ができました。

 夏中、近くにある古い学校の建物で本科の学生達の作品展示会が行われていました。レベルの高さに驚き、きれいな物を作るんだなあと強く印象に残りました。

 サマーコース中は3日に一回、各コース合同で絵を描く日がまわってきました。色についてや、人の絵を描くことなど美術の勉強をしたことのない僕にとってはとても興味深い時間でした。

 昼食後に外の芝生の上で寝るのがとても気持ちよく日課になりました。
 週末は休みなのですが、バスを貸し切って希望者(実際は全員)で観光にも行きました。遺跡やエーランド島の昔の農家を再現した美術館などの見学をしました。

 最終日は全員の作品を集めてみんなで展示会を行いました。あっという間の3週間でしたが、今までは経験できなかったものを感じることができました。何人かに本科に興味あるの?と聞かれましたがまだ何とも言えませんでした。チャンスがあればとは思っていましたが。

 この後からいよいよ本当の一人旅の始まりであるヨーロッパ旅行に出かけました。カペラゴーデンに来る前は英語はままならなかったのですが、この頃にはちょっとだけましになっていたくらいの語学力でした。ドイツ語を前年に勉強していたのですが、スウェーデンではなかなか通じませんでした。英語を話そうにもすぐドイツ語と混ざり悩みました。

 この旅行でもいくつか貴重な経験ができました。 
まずは材料の木を調達。
切った木をその場で皮を剥きました。
絵の授業で使用するアトリエ
休日の小旅行で行った海際にある集落跡です。