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スウェーデン木工留学記

ストックホルム編

2009.08.12

第75回 家族4人でキャンピング

こんにちは!ストックホルムの須藤です。スウェーデンは夏休みシーズンも終わりが近づき、新たに仕事、学校が始まっています。秋の気配もそろそろ感じられることでしょう。

さて今回は、僕が夏休み中に訪れたキャンプ場を紹介します。7年前に二ヶ月も掛けて、ヨーロッパを車で巡るキャンプ旅行をしたことがありますが、子供を持ってからはキャンプからも遠ざかっていました。そしてこの夏、前々からやりたいと思っていた、家族4人でのキャンピングを実行にうつすことになりました!

移動手段は車ではなく、自転車で!車ならば荷物の重量を気にせずに済みますが、今回は車載量にもおのずと制限が出てきます。


息子は自転車に連結できる、このワゴンに乗っていきます。そういえば、このスウェーデンの自転車のことをJDNで紹介していませんでしたね。いずれ載せたいと思います。


目指すキャンプ場は、自宅から一番近そうな場所を選んでみました。こども達にとっては初めてのキャンプですので、「もう帰るー!!」となっても、そこなら引き返しやすいし、無難だと思いました。写真は、キャンプ場へ向かう途中に休憩した湖畔。


カフェがあり、木陰でゆっくりとお昼ご飯にしました。


キャンプ場に到着です。森の中などの方が本当のキャンプと言えるとは思いますが、やっぱり子供がいるとなると、整備された場所の方が気楽です。水もすぐに手に入りますしね。


テントを設営し、ここでの生活が始まります。


一日の流れは、いたってシンプルでした。


ゆっくりと読書をしたり、子供はお絵かきや散策をして過ごします(でも娘は泳ぎに行きたいようですね)。


昼にもなると、かなり暑くなるので近くにある水辺へ向かいます。スウェーデンは湖の国と言っても差し支えないほど、無数の湖が国土全体に分布しています。大抵のキャンプ場は、それらの湖畔に接しているのです。


湖畔は石がゴロゴロしていたり、水草が繁茂していたりするのですが、ここは綺麗に整備されていて、砂浜(おそらく人工)までありました。


子供にとっては最高の遊び場でしょうね。


湖なので、水はけっこう冷たかったです。


すぐに体が冷えるので、桟橋の上を散歩しつつ、再び体を暖めます。


短い夏を謳歌しようと、たくさんの人達が泳ぎに来ていました。


ここには、飛び込み台も設置されています。


湖畔は石がゴロゴロしていたり、水草が繁茂していたりするのですが、ここは綺麗に整備されていて、砂浜(おそらく人工)までありました。


キャンプ場内の様子も紹介しましょう。ストックホルム郊外にあるだけあって、ここにはヨーロッパ各地から様々な人々がやって来ます。


軽く見ただけでも、デンマーク、ノルウェー、フィンランドなどの北欧国や、ドイツ、オランダ、フランス、イギリス、ロシアやエストニアなど本当に国際性豊かです。


車でキャンピングトレーラーを引っ張って来て、滞在先では家の様にして据え付けてしまいます。市内観光や買い物に行きたければ、そのまま乗用車で向かいます。一ヶ月から二ヶ月という、長期の夏休みが一般的なヨーロッパだからこそできる過ごし方でしょう。


テレビなどの電化製品(パラボラアンテナまで付いている)や、立派なキッチンや応接セットまであり、移動式住居その物です。ここまで機材がそろっていると、あまりキャンプらしくないかもしれませんね。


夏の間中、ずっと同じ場所で過ごしている人もいるようです。屋外の開放感は本当に気持ちよいですからね。


ただし、7月(ヨーロッパの夏休みのピーク)にもなると、かなり混雑してきて、ちょっとしたキャンピングカー見本市の様相となります。これくらいならまだ良いほうですが、ドイツの超大型キャンプ場に行った時には、とんでもない混雑ぶりで驚いたことがあります。静かな環境を期待していたら、どこかの街中に住んでいるような喧噪ぶりでした。


最大級のキャンピングトレーラー。こんなので旅行してみたいですが、運転も大変そうです。


こちらは逆に可愛い小さなトレーラー。しかし、大きなキャンピングカーの後ろに、さらにこれを繋げているのです。。。


単体のキャンピングカーでも最大クラスの車両でしょうか。物凄い大きさです。


キャンプ場内には、貸しコテージが何棟も建っています。気軽に遊びに来られますね。


ここは食器を洗ったりする場。もちろん、キッチンや食事室も整っています。


でも、せっかくのキャンプですから、僕たちはテントの近くで炊事。


少しだけ機材の紹介をしましょう。この調理器具たちはスウェーデンのプリムス製(日本では岩谷プリムス銘で販売されています)。キャンプが盛んなスウェーデンでは、キャンプ用品メーカーだけでも、幾つもあって驚きます。


テントとタープも、スウェーデンのHillebergヒルバーグ社の製品。家族4人+軽量+頑丈+設営容易などの条件(結構厳しい)を満たす物を探していたら、アウトドア用品専門店で絶対お勧めと言われたのがこれでした。


車で来ている人達のテントは、室内で直立できるほど大きな物が主流ですが、僕たちにはこれで十分です。


色々と工夫された構造になっていて、僕はテント張りの面白さに目覚めてしまいました(笑)。


当初は2-3泊くらいかなと思っていたら、こども達が随分とキャンプ暮らしを気に入ってしまい、全部で10泊以上することになりました。僕は自転車に乗って、食料の買い出しも行いました。写真は、昼寝をしているこども達。


水辺では泳ぐだけではなく、砂遊びにも熱中。


水をくむ。 単純な遊びですが、楽しいのでしょうね。


あまり人を警戒していないらしく、鴨たちがのんびりと泳いでいます。


小さいながらもウォータースライダーがありました。


草木の中に設置されています。


滑走中は青空に合わせて、木々がよく見えて、なかなか新鮮です。


こども達はウォータースライダーにはさほど興味を示しませんでした。ビーチボールで遊んでいる方が良いみたいです。


やっぱり、砂遊びが一番です。


なかなか普段は見られない生き物たちを観察することもできました。特に印象に残っているのが、
- キツツキ
木を突いている時には、下に木の皮が落ちてくるのですね。

- 蛇
ロープが落ちているのかと思ったら、とぐろを巻いていた(笑)。

- 子鹿
バンビのアニメが好きなこども達は、目が釘付けに。

- 立派な蟻塚
すごい数の蟻たちがうごめいていた。


小さいながらもウォータースライダーがありました。


ということで、僕はこの様な夏休みを過ごしてきました。スウェーデンの夏はもう終わりですが、皆さんはこれからの日本の夏を楽しんでくださいね。日本の綺麗な花火を見に行きたいです。


木工留学記

 カペラゴーデン編

メルマガで配信していた留学記です。主にカペラゴーデン留学中の1999-2003年頃の事柄を紹介しています。

子育て記

日本とは異なるスウェーデンの出産育児を絡めながら、2003年の長男誕生前後を紹介しています。

木工留学記

 ストックホルム編

カペラゴーデンの終わり頃と、ストックホルムのマルムステンCTDでの事柄が中心です。2003年からJDN(ジャパン デザイン ネット)上で7年間、連載していましたので読み応えがあります。

本になりました!

スウェーデンで家具職人になる!
税込み価格1890円
須藤 生著 早川書房発行
ISBN 978-4-15-208925-0

当サイト上に掲載している内容などを新たにまとめ直し、さらには書き下ろし記事もたくさん追加しています。写真だけではなく、図面なども豊富に盛り込んでいます。興味深い内容になっていると思いますので、ぜひご覧ください!